1日タイプの自動車保険について

自動車保険といえば、最低でも1年間程度の契約期間をもつのが通常ですが、なかには1日タイプの自動車保険とよばれるものもあり、最近ではこうしたタイプの引き受けを行う保険会社も増えてきています。

この1日タイプの自動車保険は、保険期間を1日単位で設定でき、最長で7日程度と、ごく短期間における補償を想定しているのが特徴となっています。

その補償の内容ですが、自動車事故で相手に損害を与えた場合に使える対人賠償責任保険、対物賠償責任保険はもちろんのこと、ドライバー自身や同乗者のケガに備えた搭乗者傷害保険、相手のいない自動車事故に対応する自損事故傷害特約、その他の路上でのトラブルに対応したロードアシストなどがセットになっています。保険期間が短いからといって、補償の内容が不十分ということはありませんので、安心して加入することができます。

こうした1日タイプの自動車保険は、普段は頻繁に自動車を運転しないものの、たまに友人などの自動車を借りてドライブをするといった場合や、家族のなかでは普通の自動車保険に加入している人がいるものの、運転者年齢条件特約などの制約があって、その保険を利用できないといった場合などに重宝するものです。

こうした保険は、携帯電話から専用のウェブサイトにアクセスして必要事項を入力すれば契約が成立するなど、かなり契約手続きも簡単にできるように工夫されていますので、不意に保険が必要になった場合でも、特別な問題は生じません。